沖縄のマラソン大会といえばNAHAマラソン!
ですが、いえいえ先日行われたおきなわマラソンもNAHAに負けず劣らず良い大会なのです。
ガチで記録を狙う方はおいといて、走ってみたいなーという方、完走したいなーという方におきなわマラソンをざっくりご説明します。
おきなわマラソンは沖縄市泡瀬の県総合体育館をスタートしてぐるっと中部を巡る大会です。毎年2月の沖縄としては寒い時期に行われ、10キロとフルマラソンの部があり。(2017年は記念大会だったので特別にハーフの部がありました)
おきなわマラソンの特徴は、龍の背中と形容される坂の多いコース。10キロすぎの平坦なコースをぬけると、後は
ゆるやかな上り
ゆるやかな下り
激しい上り
激しい下り
の4種類しかありません。
その後平坦な道が登場するのは最後の1.5キロくらいです。よくNAHAマラソンと比べて坂が多いと敬遠されがちなのですが、NAHAマラソンは12月といえどもまだまだ暑い季節。2016年は28度越えの猛暑の中行われ、完走率も53パーセントとワースト2。参加人数もおきなわマラソンの倍の2万6000人が疾走し、人が多くて大変―というのはよく聞く話。
はい、NAHAマラソンは案外タフな環境で行われるマラソン大会なんですね。NAHAよりもおきなわの方がタイムいい方も多いです。
沖縄の両大会での特徴は私設エイドの充実度。
ざっくり2017年度のおきなわマラソンで目撃したラインアップをご紹介すると
定番
- 黒糖
- 塩
- あめ玉
- 梅干し
- 小梅
- 乾燥梅干し(すっぱいまん)
- チョコレート
ドリンク系
- 水
- お茶
- スポーツドリンク
- コーラ
- りんご酢
- ヤクルト
- スポーツ飲料ゼリータイプ
アイス系
- 氷
- チューチュー
- 冷凍くだもの
汁物系
- 沖縄そば
- 豚汁
- チキンラーメン
米物
- おにぎり(塩、梅、味噌等)
- ジューシー
果物・野菜
- バナナ
- オレンジ・ミカン
- レモン
- りんご
- グレープフルーツ
- パイナップル
- きんかん
- トマト
- きゅうり
その他
- ロールケーキ
- コロッケ
- てんぷら系(野菜、もずく、サーターアンダギー等)
- ゼリー
- お菓子各種(クッキー、うまい棒等…)
ってバリエーションがすごくないですか?こんなのがずらずら点在しているのです。しかも繰り返しますが私設エイドで沿道の方達のご好意!一般の方がドリンクやフードを持ちながら応援してくれるのです。沿道で人が途切れるのはスタート直後の埋め立て地のみ。後はかなりの人数が沿道で応援してくれる、中部のお祭りイベントです。
2019年のラインアップはこちら
ちょっと興味がわきましたか?制限時間はゆるめの6時間15分なので下記のポイントを押さえればきっと完走できるはず!
大きな坂は5つ!
- 勝連
- 池武当(いけんとう)交差点からコリンザの2段坂
- ゲート5から山内
- 瑞慶覧(ずけらん)
- 渡久地(とぐち)への下り
如何にこの坂で力を温存するかがポイントです。この坂は歩いてもいいさー
攻略ポイントをご説明しますねー。(注 距離表示はざっくりです)
スタート直後から10キロ
スタート直後、泡瀬を直進します。ここは沿道の人も多いですがランナーも多いポイント。ゆっくりを心がけましょう。10キロ過ぎまでは平坦で楽しい気分のコースです。るんるんしてると後で死にます。絶対絶対ペースは押さえましょう!
10キロから15キロまで
10キロ過ぎに最初の難関、勝連の坂が登場します。1キロ強で50メートル一気に上る、激しい坂。ここはまだ体力があるのでみなさん走って上ります。が、結構な坂なので我慢せず歩きましょう!
この後一気に登ります…
与勝中の応援が見えたら坂は終わり。
直後はは長い下りが続きます。下りもオーバーペースにならないように!その後少し上りが。でも勝連の後なので結構楽勝。景色も楽しめます。
沖縄の桜が満開の時期でした
ヤクルト付近にはつば九郎も
15キロから知花交差点(26キロ)まで
15キロ付近から安慶名交差点(18キロ付近)まで長い下りが続きますが、オーバーペースにならないよう。その後知花交差点までは多少のアップダウン。
知花交差点(26キロ付近)からゲート2(28.8キロ付近)まで
知花交差点から上りが続きます。が、池武当交差点を過ぎると本命のコリンザまでの2段坂が登場。2番目の難所です。今までの坂って坂じゃなかったよね。ごめんなさい。と言うくらいの激しく長い坂が現れます。2キロ近く続く坂はらくだのコブのように2段階。登り切った!と思うと遠くにもうひと山…絶対にここでがんばってはいけません。坂は後半もまだまだ存在します。個人的には一番心が折れるポイント。しかしここを過ぎると嘉手納基地への入り口が待っています。
ここから坂
遠くまで坂…
基地内
おきなわマラソン名物、嘉手納基地内を走ります。基地直後はゆるやかな下り坂になってます。応援もアメリカ―ンな感じでテンションが上がります。どーしてもペースが上がりがちなので注意が必要。アメリカのスポーツドリンク、ゲータレードを是非飲んでください!
基地内は広くて気持ちいい!
基地出口(31キロ)から瑞慶覧まで(36キロ)
基地を出ると第3の難所、標高が一番高い地点への長い上りが続きます。が、ここから球陽高校まではおきなわマラソンで一番応援が賑やかなエリア。周囲のランナーも知人友人を見つけて楽しそうにしているのをよく見かけます。きついながらも結構気がまぎれるかも。つきあたりの球陽高校までが上り!ではなくその後もゆるやかにだるまそばまで坂が続きます。だるまそば付近が一番おきなわマラソンで標高が高い地点(110メートル)です!この後は2キロ以上の長い下りを一気に駆け下ります。
瑞慶覧(36キロ)から石平(37キロ)付近まで
長い下りが終わると瑞慶覧から約1キロほど石平交差点まで上りが続きます。4番目の難所です。決して急ではないものの下り後の長い坂が案外堪えます。「瑞慶覧だけ歩いちゃった。てへ。」といった方もちらほら。
石平交差点(37キロ)から渡久地への下り坂(40キロ付近)
ここからもゆるやかなアップダウンが続きます。心が折れそうですが、交通規制でゆるゆる走る車との距離が近く、車からの声援をもらえます。ここを抜けると最後の難関、渡久地への急な下り坂。70メートルを一気に駆け下ります。下りだからと侮るなかれ。最後のこのポイントでこの急勾配。上りで走れてもこの下りは歩いている人多数。ここで無理すると故障の原因にも。気を付けましょう!
渡久地からゴールまで
ついに出た平坦な道。最後まで少し。一番景色がきれいなんじゃないかと思うのですが(横はすぐ海)写真とか撮ってる余裕のある方はいません。ポイントは無心になること。もう坂はありません。もう何も考えることはないのでぼーっと走りましょう。
いかがでしたでしょうか?雰囲気伝わりましたか?坂多いじゃん!と思われたかもしれませんが、この坂を攻略すれば後は楽しく走れます。
沖縄のマラソン大会は祭り。仮装ランナーも多いし沿道との距離も近いので初心者ランナーにも超おすすめです。ぜひぜひ来年は参加してみてください。
マラソンに必要なものリストはこちらから↓
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