前回読んだHHhHが重い内容だった為、リハビリ…と思いこちらの本を。映画化されたことは知っていたのですが、元はエッセイだったのですね。知りませんでした。著者の森下さんが20代の頃から始めた茶道を通して気づいたことが綴られています。
ザ・茶道の本ではなく、茶道を通して感じる季節、自分の移り変わり、人生…もっと普遍的なことが書かれているので茶道に興味がなくても本にすっと入っていけるはず。
一服の清涼剤のような本で読んだ後はなんだか気持ちがすっきり…!!茶道効果でしょうか。そして文章の美しいこと。なんだがモヤモヤした時にふと自分に返ることができるような本でした。何度も読み返したいから文庫で買うはず。
茶道もヨガも呼吸法も瞑想も…結局全ては「今」を感じることにつながっていくんだなー。
森下さんが感じた境地、私も感じてみたい…
でもそれは茶道じゃなくても他のやり方でもきっとできるはず。
続編があるらしい!ので是非読んでみたいです。