子供の時から怖い話が好きです。
好き、というか、怖いのに目が離せないという感覚に似ているかも。もうやめよう!と思うのに思わず手に取っちゃう、みたいな。
で、まあ古今東西いろんなパターンの怖い話を読んできましたが、やっぱり一番怖いのは「オチ」が無い話。かなり昔に新耳袋という現代版耳袋のシリーズがありましたが、あれもオチが無い話が多くてそれが一層不気味でした。
こちらは新耳袋とは違い、山の怪異だけを集めたシリーズ。私が読んだのは続編です。
狐、タヌキ、神隠し、リングワンデルング…など古典的なお話から、休憩スペースに何度も現れる軽トラの話のように、山の生活から遠い私達でも出会いそうな怪異まで。全体的にオチはなく、そこがまた本当に人から聞いた感じがあって地味ーに怖いです。
新耳袋が怖さ100としたらこちらは50くらい?小泉八雲というよりかは柳田邦夫に近いものがあります。でも怖くて家の中で読めなかったけど…
しかし山の怪異って本当に何か惹かれるものがありますよね。そして何故海の怖い話よりも山の怖い話の方がバラエティーが豊富なんでしょうか。日本人の生活により密着してるんでしょうか。
この本が好きな方は某掲示板のまとめサイトで山にまつわる怖い話っていうシリーズがあるのでおすすめします!
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