毎年今年の正月本というのを選んでまして。
今年は米澤穂信さんの「王とサーカス」を読みました。
で、この本の主人公が出てくる本があるということで、いつか読みたいなーと思っていたんですが。
気づいたら11月になってた…!
時間、はやっ!
という話ではなく、太刀洗が出てくるお話です。
日常のミステリーという位置づけの本で北村薫さんの円紫さんシリーズのような感じと思いきや、
どちらかというともう少し青春小説寄りでした。
なので推理小説として読むと??って感じかもしれませんが、
私個人的には主人公たちの微妙な関係性がツボでした。
全体的な暗いトーンも好き。
主人公の守屋がユーゴスラビアから来たマーヤという窓を通して「何もない自分」から変われるかもしれない。
そう思うところがいててててーーーと、読みながら胃がキリキリする感じでした。
そんなでは何もないからは抜けれへんよー、と。おばちゃんは思うのですが、
女子は大人ですね。
やっぱり青春小説かな。でも暗め。
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