「同じ夢を見ていた」 住野 よる

君の膵臓を食べたいを読んだので他の作品も…と思い手に取りました。

学校に友達がいない少女が出会った「アバズレさん」「南さん」「おばあちゃん」。3人との出会いを通して少女とが変化していくお話―。

というあらすじなんですが、ちょっとした謎解きというか、まあ一体この3人は誰でどういった関わりなんだ。というお話です。まあそこの謎解き部分はおいといて。

前作と同じくすらすらーと読める本です。前作は「生きる」ということに主体が置かれていましたが、今回の作品は「幸せとは」。最初から終わりまで主人公が宿題の答えを求めてこの簡単ではない問いを考え続けます。本を読むのは簡単ですが、この問いに答えられるか…本作を読んでもまた私的解答は出ていません。でも読んでヒントになる方もきっといるんでしょうね。この問いにちょっとしたヒントをなげかける、そんな本です。

 

 


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