「秘密」ケイト・モートン

「忘れられた花園」が面白かったので、同じ作者ケイト・モートンの「秘密」を読了。

ある日、主人公ローレルの母は近づいてきた男をナイフで殺害します。ローレルの証言から、男は不審者で母の正当防衛が認められました。ただローレルは聞いていたのです、男が「やあドロシー久しぶりだね」と声をかけてきたことを。母と男は知り合いだったのか?何故母は男を刺したのか。時は経ち、母がもう長くないと思ったローレルは長年の謎を解明しようとするのですが…

といったお話。

 

舞台はイギリス。前作と同じく過去と現在を行ったり来たりします。「ワンパターンかよ!」といったレビューも読みましたが、それはそれ。充分楽しめました。ミステリー要素は今回の方が濃いし、お話としてはこっちの方がおもしろいかな?(個人的には忘れられた花園の方が好き。)しかしこの刺殺される男性が「ゴーンガール」の気持ち悪い男の人(Neil Patrick Harris?)とかビッグリボルスキーで主人公の友人でやってたスティーブブシェミとかの配役で脳内再生されてしまう…

今回のお話、過去はお母さんが娘時代だった第二次世界大戦までさかのぼるのですが、なんでイギリスの戦時中の女性はそんなにストッキングのこと気にするんだろうーーー??コニーウィルスの「ブラックアウト」でも思ったのですが、そんなに大事だったのか?今でいうパンツ穿いてないないのと同じくらい恥ずかしいこと??誰かそのへんのこと教えてーーー。

この方の作品、「湖畔荘」はまだ文庫になってないんだよな…キンドル上巻だけでも1900円…うぬぬぬ読みたい…さてどうするか。