「容疑者」 ロバート・クレイス

今月末に行われる読書会での課題書がこの本の続編だったので、まずは…と思い先にこちらを手にとりました。

作者のロバート・クレイスはアメリカ私立探偵作家クラブの長編賞というのを受賞している方のよう。私立探偵作家クラブ?何それ?かっこいい!!!

名前的にはすげーかっこよくて、憧れます。しかしよくわかりませんのでwikiのリンクを張っておきますね。

アメリカ私立探偵作家クラブ

この本は相棒をそれぞれ任務中に亡くした、警察官のスコットと警察犬のマギー。二人?が徐々に絆を結んでいくストーリー…に、ミステリー要素を加えた作品って感じです。

いや、本当はスコットが相棒を亡くす事件の真相を追い求めるのが本編なんですが、このマギーと信頼を築いていく場面が逸品すぎて、私的にはどっちかというと本編がサイドストーリーに(言い過ぎ!?)

犬が物語に出てくる作品はいっぱいあるとは思うのですが、こんなに嗅覚についての描写が詳細に描かれている作品ってあったっけ?ジャーマンシェパードがすごいんですが、「すげー万能じゃん!」「そこまでわかるの!?スピリチャル!?」とか思いながら読んでました。

「犬が飼いたくなりました。キャッ☆」っていうより、マギーの無償の愛というか盲目の愛についてただただ涙…って感じです。犬の飼い主への愛ってきっと本当にこんな感じなんだろうな…と思いました。しかし題名が渋い!

他にも警察犬のお話はこちら
「シャーロットの憂鬱」 近藤 史恵 | trip from Okinawa

 


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